2007年11月16日金曜日

取付に向きを考慮する必要があるもの

破砕機ハンマー、集じん器ろ布など、不具合が発生した場合取付方向が原因究明のヒントになるものは取付時配慮を行う。 例えば、ハンマーについてはカップリング側に刻印を持ってくる、ろ布については排ガス入口と反対側に縫い目を持ってくる。 以上のように組み込み時気を遣うと、後で役に立つことがあります。

2007年9月11日火曜日

サイクロ減速機排油口(オプション)

標準では専用の排油口(排油バルブ)は付かない。 カタログにも標記無し。(積極的には販売していないように思える) しかし、オプションで穴サイズ、排油バルブの形状(プラグ止めも可)を指定することにより、加工品を納入させることは可能。 出力軸のエンドプレートもオプションです。注意ください。

2007年4月22日日曜日

止める勇気

危険作業、間違った判断、止めることによって発生する影響よりも、止めなかったことにより発生する影響の方が結果的に大きくなります。 なかなか決断できません、これができたら超一流でしょう。

2007年3月25日日曜日

機器試運転時の注意

(1)作業箇所の確認 (2)中央との制御(信号関係の確認)   インバータ制御の場合は、出力値の差。ダンパー制御の場合は、開度。等 (3)結線を開放している場合→回転方向の確認。(インチング)   同時に当たり等異音の確認。*ファン・ポンプ関係はダンパー全閉起動。 (4)連続運転   電流・電圧値・電動機温度等のデータ取り (5)出力上げる場合   電動機の定格電流を超えないこと。   機械の仕事内容を理解し出力調整を行うこと。(ex.誘引なら炉内圧)   設備付の使用計器のFSを超えないこと。(流量計等) (6)運転状況の確認   出力を上げる場合、実際に機械に仕事をさせることになりますので、機械にやらせる仕事に対しても、随時確認が必要です。

2007年3月16日金曜日

キーの取り付けについて

機械工学便覧より 沈みキー :主として高速回転に用いられ、平行キー、勾配キーおよび頭付き勾配キー の3種類がある(JIS B 1301_76) 平行キーはあらかじめキーをキー溝にはめてから、あとでボスを押し込む 勾配キーは、ボスをはめてから、あとでキーを溝に打ち込む 平行キーの場合キー溝に製作不良及び経年使用による「がた」がない限り キーの嵌め合いはゼロゼロなので、平行キーの場合軸とボスの溝合わせを行ってあとから入れるのは至難の業、いやとても困難!私も経験済み 平行キーなら事前に軸側に樹脂ハンマーで打ち込み次ぎにボスをとりつける 以上です。 押込時(打ち込み時)キー側面のかじり(焼き付き)注意。これでキーの押込が不十分の場合、キー溝が広がりはめ合いが緩くなり、最終的にキーが抜けるトラブルが発生する。 ある程度入ったら、抜け止めのネジ止めエンドプレートがあるタイプは、これで押し込むのも一つの方法。 *専門家の意見(減速機組み立てフィールドエンジニア) 基本としては、軸(シャフト)側を基準にキー擦り合わせて打ち込み、スプロケットボス側のはめ合いをぴったりにして組み立てる。 とはいえ、できあがってきた物(現場にある品物)の中で折り合いをつけないといけないので、ボスと軸とキーそれぞれを合わせてみて、一番ガタの少ない組み立てをする。軸とキーのはめ合いがきつい場合は、軸とキーを基準に、スプロケットとキーがきつい場合は、スプロケットとキーを基準に擦り合わせを行う。また、SHI工場出しの減速機のキーについては、擦り合わせを行って組み立てるようにしているため、そのままではキー溝に入らない。

2007年3月14日水曜日

フランジ型固定継手(冷却灰排出機

専用ボルト(リーマボルト)にて取り付けてあります。 又、ベースについても機械加工しているため、減速機の軸芯(高さ)をメーカーが変更していない限りベース、カップリング等の清掃のみで、既定の位置に納まると思います。 手順 1.減速機の取り合い確認(図面上、現物共に)  <取り合い点は、軸高さ、位置、径、キー、セットボルトの寸法間隔、電動機仕様、回転方法、端子箱の形状他> 2.カップリングの塗料剥ぎ(合いマークを探すため) 3.リーマボルト抜く前にカップリングにて解放前の軸芯確認(面、芯)*念のため  +フランジ二枚の厚み確認(ボルトを緩めたとき面が開くかどうか確認するため)  *減速比が大きいため、作業性の関係より、例外的に動力を使用し軸を正転逆転する。  <動かすとき中に人がいないか、物がないか確認してから動かしましょう。>  軸芯の確認は、ダイヤルゲージを用いて、面ブレ3/100mm芯ブレ5/100mm以内を基準とする。 4.リーマボルトを緩め、フランジの開きを確認。 5.軸芯確認用にボルトを締めずに1本通し軸芯(面、芯)を確認する。 6.運転停止を確認後MCCBをoffにする。 7.結線状況を把握し動力線解線を行う。  *解線後の配線は減速機取り外し取付時傷つけられないように養生及び避けておくこと。 8.竪型の減速機のため、状況を良く確認し適切な取り外し方法を実施のこと。  *位置決め角鋼(減速機ベース下方に溶接)は外さずに取り外し出来るはずです。(実績より) 9.カップリングを浸透剤注入しながらプーリー抜きで取り外す。  (カップリングのキー部にかじりが出るため、少し暖めた方がよいのかもしれない) 10.減速機側カップリング、軸、キー及び機械側(抜き出し機)カップリング、ベースの手入れを行う。(#800~1000程度のペーパーで、オイルを付けて磨く) 11.軸位置の確認。出来れば定盤、なければ厚めの鋼板上に新旧の電動機を向かい合わせて並べ軸芯の確認を行う。(組み付け後大きな芯狂いがあった場合、また減速機を降ろさなければならないため) 12.電動機の絶縁測定。(使用電圧に合わせて、絶縁を確認する。) 13.カップリング組み込み。清掃・洗浄後(1)並行キーをキー溝にプラハンマーで打ち込む。(2)潤滑剤をたっぷり軸及びカップリングに塗布し、常温でゆっくりキー溝に合わせながら挿入する。頭が入れば、プラハンマーでフランジ面を円周上に打撃位置を変えながら挿入する。  *挿入は面位置まで。 14.減速機の吊り上げ及び取付。近くまで持って行ったら、セットボルトを、入れ締めながら既定位置へ持って行く。(リーマーボルトが入るところまで調整できればgood) 15.動力線結線。絶縁テープ及びビニールテープにて絶縁する。(結線違い注意) 16.MCCB投入及び回転方向確認。(解線しているため回転方向を確認する) 17.軸芯確認。取り外し前に行ったカップリング解放後の数値と比較。(規定値に入っていればOK) 18.カップリング結合。結合後結合前と数値比較。 19.試運転。(正逆共に電流値確認) 20.塗装及び片付け

2007年3月2日金曜日

助剤について

助剤(珪藻土)の使用量は、脱塩反応に対して投入される必要がありますので、高反応になって脱塩材の使用量が減少したからといって、一緒に投入量を減少させるとろ布の目詰まりにつながります。反応量に比例させる必要がありますので、排ガス成分が変わらない限り、助剤投入量は、高反応に変更する以前の投入量継続となります。

2007年3月1日木曜日

電動機入替時の検査項目

1.外観確認 2.電動機絶縁測定 3.単体運転 4.振動計測 5.聴診 は最低限行いましょう。

ガスケットへの焼き付き防止

ガスケットの焼き付き防止(剥離性の改善)方法は、フランジ面へ焼き付き防止剤を塗布しましょう。(ガスケット側に塗布すると浸透していってしまいますので、必要以上に焼き付き防止剤を使用することになります。気をつけましょう。)

2007年2月26日月曜日

内部足場

焼却炉等の内部足場は、外足場とよばれるものが有効です。 建地を壁面より500mm強離し、水平短管を壁面まで延ばします。(振れ止め兼用) その上に足場板2枚敷き結束します。 各ステージ間に手すりを付けると安全帯のかけ場所も確保でき、壁に手も届くため安心です。

ピローブロック

自動調芯タイプの場合、切り欠き部分で90°軸受けを回転させると抜き取ることが出来ます。 外輪の回り止め(でべそ)もこの範囲で引っかかります。 シールドタイプでも、外輪に穴を空けてあり、ピローブロック内面のグリ-ス溝を通し軸受け内面にグリス補給が出来ます。

2007年2月24日土曜日

テークアップユニット

表裏あります。(以下通常は) 軸受け本体については、セットスクリュー穴を軸端部(外側)へ。 ベアリングケースについては、回り止め切り欠きが内側にくるようにします。 フレームについては、回り止めV薄板有る側、ボルト側(ナット+回り止めでは無い側)をテールにします。*回り止め無いものは、方向性無いようです。

2007年2月21日水曜日

部品取り外し等に関し(基本事項)

機器のカバー開放、フランジ開放等で部品を外す際は、必ず合マークを入れること。 開放する前と同じように組むことが基本です。 習慣づけるようにしましょう。

2007年2月16日金曜日

受入管理

受入品の管理も現地工事における重要な業務です。 何時どのような物がどんな形で入ってくるか、何時使用する物なのか、保管場所をどうするのか、工事量が増えると直面する問題です。その場になって慌てないよう、次の状況をイメージしましょう。他の仕事とも考え方は一緒です。

2007年2月13日火曜日

安全作業

身内、兄弟に作業をさせるつもりで、作業員の作業環境を確保するようにしましょう。 他人だからOKは失格です。

2007年2月6日火曜日

ネジなし電線管

ネジ無しの電線管は、施工時ソケットに奥まで(配管口の変形につながるため、非常に重要中途半端だと配管の縁が潰れて配線を通したとき被覆をいためることがある。)差し込んで、止めネジの頭をねじ切る。(施工前は十字溝+六角の頭が付いている。)施工方法のため、やり直すときは、ちと大変です(時間がかかります。)。ペンチで根本を緩めればゆるみますが、なかなか難しいのが現状です。

2007年1月28日日曜日

配線の離線

特に高圧ケーブルの電動機等接続部を離線する場合、絶縁テープの撤去時工具を使わないで、テープの除去を行うこと。手で地道にテープをほどくこと。 (カッターなどを使うとケーブルや端子に傷を付ける可能性がある) *電気工事士を持たない方は作業したらだめですよ。

2007年1月23日火曜日

プラントの計装システム

プラントに於いて、制御系の頭が死んでも、下層階のシーケンサが生きている場合、処理が継続されるケースがあります。(システム上、ステータスで出すより1ショット(パルス)で出す、各方面からの信号を受けるとした場合、自己保持を運転側のシーケンサに持たせることが多いため。