2010年1月26日火曜日

コンベヤベルトのエンドレス

BANDO編 ベルトの種類により、エンドレスの方法が異なります。 通常のゴム平ベルトの場合 断面をクサビに加工し、接着剤を用いてエンドレス(自然加硫)を行います。 (両方の接着面に接着剤を三度塗りし、完全に接着層を形成します。) 接着前に接着剤を塗布後養生(5~10分)し、接着剤がある程度乾燥硬化(多少べた付きが残る)してから圧着します。 重ね合わせの方向としては、平ベルトは表面クリーナーに負けないよう、進行前方側が上、フレックスベルト・中寄せベルトは、表面クリーナーの影響がないため、背面クリーナーの影響を考慮して、進行後方が上面になるよう接合する。 耐熱ベルトや引っ張り強度が大きいもの(800kg/cm2以上)については、熱加硫(溶着)にてエンドレスを行います。

2010年1月25日月曜日

フレックスコンベヤ用ディスクローターについて

設置目的は押さえだけではなく、接触させているフレックスの頭とベルトの進行速度差を吸収している。 具体的には、ベルト用の大口径ローラーとフレックス用の小口径ローラーの間に軸受けを設けて、速度差が吸収できるようにしている。 注意事項としては、軸受けの動きが悪くなると、ディスクローター外周の摩耗が進む(小口径の方が早い)というメーカー見解。