2009年3月23日月曜日

送風機のバランス調整

現地で行うフィールドバランスと、工場へ羽根車を持って帰るバランス調整の2パターンを選択できます。 実際の調整は、 1.吸い込み側のダクトを外し、ノズルのみ仮復旧して振動測定をします。(作業前状況のデータ取り。吸い込み口は、モノを吸い込まないように鉄板を吊す。) 2.六角ボルトによるクリップ型の仮ウエイトを付けて、フィールドバランサーによる計測(防振ゴム上でそのまま実施。*ウマ等かませて固定することはしない。) 3.重い部分の外周に近い部分をグラインダーで研磨して調整していきます。(高速の回転体ですので、基本的に削る調整。大きなモノになるとウエイトを付ける場合もある。) 研磨なので、削る範囲と量については、経験による要素が大きく出ます。(足せないので削りすぎ注意。) 4.3項を数回繰り返し、ある程度のところで見切りを付けます。(研磨作業の精度との判断) 5.本復旧 6.入り口ダンパの作動試験(制御線等外しているので確認) 7.振動測定:振動周波数は、アンバランスの場合回転数成分が強く出ます。 バランス調整が出来ると、その他の要素による周波数成分が表に出てきます。(ex)羽根車のベーン<案内羽根>枚数成分の周波数成分など3000回転の16枚だと800Hz近辺にピークがきます。)

UPSバッテリー交換(ユアサの場合)

SHAシリーズになってからは、バッテリー交換等について商用をバイパス送電で作業可能です。 具体的には、メンテナンスモードで、入出力端子を短絡できるボックスを付けていますので、切り替え後ボックスごと取り外し、UPS自体を別の場所に移動して作業できます。 *商用が不安定なとき(落雷の恐れがある等)は注意ください。(リスクを避ける意味合いより処理中は避けたい。トラブル無ければ、処理中でも作業可能。)

2009年3月21日土曜日

防振ゴムの交換(送風機の場合)

防振ゴムの交換は、出入り口のダクトを縁切りし、爪ジャッキにて慎重に上げる。 防振パットの厚みではなく、ほぼボルト全長を上げるため、言葉で言うより難易度の高い作業